
あらためて、瞑想とは。
前回の、瞑想って何? に引き続き、今回は実践編です。

あわただしい毎日。
忙しい中で、ふと「瞑想」というキーワードが目に留まって、このページにたどり着いたことは、本当に素晴らしいです。自分の心と向き合おうとするその気持ち、それが大切なんです。
「瞑想って、座禅を組んで無になるんでしょ?」「私には無理そう…」って思いがちですが、実は、瞑想(マインドフルネス)は、特別な時間や場所がなくても、私たちの日常にそっと寄り添ってくれる、とっても身近な心のトレーニングなんです。
あまり気張らずに、試しにやってみるか、ぐらいの感じで気楽にやってみましょう。
気楽に、って言われても、どうすればいいのか?と漠然とした疑問があるでしょう。
でも、難しく考える必要はありません。とてもシンプルです。
あなた自身を、1杯の水が入ったコップ だと想像してみてください。
このコップに入っている水が、あなたの心だとします。
この水は、日々、色々な情報や感情でかき混ぜられて、ザワザワ揺れて、不純物が混ざり合った状態です。
このコップを揺らしたりせずに、ただ静かにテーブルに置く ということ。そのままそっと置いておくと、どうなるか?
不純物が沈んでいき、やがて、澄んできます。
このイメージが 瞑想 です。
スキマ時間に今を味わう。
すぐに始められる、簡単な瞑想の実践方法をご紹介しますね。
忙しいわたしたちにうってつけの瞑想で、ちょっとしたスキマ時間を使って実践する。名付けて「プチ瞑想」です」
疲れた心に効く!「プチ瞑想」したい時間
「プチ瞑想」は、数分ででき、あなたの強い味方になってくれます。日常のちょっとしたスキマ時間を活用して、心をリセットしましょう。
「疲れて頭の中がいっぱい…」そんな時にこそ試してほしい方法です。
例えばこんな場面で、静かにコップを置くのです。
- 通勤電車の中
- 仕事の合間の休憩中
- 就寝前、ねむりにつく前
プチ瞑想 ステップ バイ ステップ
プチ瞑想はたった数分間の瞑想です。ただ心の波を静めることに集中します。
- 姿勢を整える(約30秒)
目は閉じていても、半開きでもいいです。ポーズは座っても、背もたれにもたれてもOK。無理に正しい姿勢を取らなくて大丈夫です。背筋をのばし、あごを引いて、肩の力を抜き、一度大きく息を吐き出しましょう。「今のままで十分」と心の中でつぶやいてみましょう。 - 呼吸に意識を向ける(約1〜2分)
ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。吐く息とともに「今、少しずつ手放している」と感じてみましょう。頭に浮かぶ悩みは、追いかけずに「通り過ぎる雲」のように眺めるだけ。 - 「いま、ここ」に戻る(約1分)
呼吸に慣れてきたら、周りの音や体の感覚に意識を向けてみましょう。「外の風の音」「椅子の感触」など、思考ではなく「感覚」にフォーカスすると、頭の中の雑音が遠のいていくのを感じられます。 - 自分への優しい言葉(約30秒)
最後に、静かに自分に語りかけます。「いま、この瞬間だけでも休んでいい」「私はもう十分がんばっている」「すべてを手放しても大丈夫」。この言葉を心の中で繰り返しながら、もう一度深呼吸。
終わったら、ゆっくり目を開けて体を少し伸ばしてみてください。「あ、少し落ち着いたな」と感じられたら、成功です。
整え方のポイント
どうやっても何かが思い浮かんできて、向き合えない事があると思います。
気になることや悩み、不安、落ち込んでいる時、つらい感情がある時、何かしらの感情をもって、わたしたちは生きています。そんな時は、その感情を無理に押し込めず、受け止め、以下のようにアプローチしてみましょう。
| 状況 | 心の反応 | 瞑想でのアプローチ |
|---|---|---|
| 悩み・心配が次々に出てくる | 思考がループする | 「気づく」だけ、止めようとしない |
| 焦り・不安を感じる | コントロールしたい衝動 | 「呼吸に戻る」を繰り返す |
| 自分を責める気持ち | 完璧主義や自己否定 | 自己への“やさしい言葉”を添える |
まとめ:瞑想を「習慣」にしよう
瞑想は、一瞬で効果が出る「裏技」ではありません。でも、毎日少しずつ続けることで、ぶれない心を持つことができ、幸福をもたらしてくれる「習慣」になります。
忙しい毎日だからこそ、意識的に「今、ここ」に立ち返る時間を持つこと。
それが、心の平穏と豊かな毎日へとつながっていくことでしょう。
今日から、瞑想を始めてみませんか?

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